​リサイクルショップって何なら買い取ってもらえるのか?「何でも買います」は本当?現役店員が語る買取のリアル

何でも買います!と謳っているお店…本当に何でも買い取っているのでしょうか!?
もちろんショップによって様々ですが、私が勤務経験のある「街のショップ」のリアルな視点でお話しします。

街のリサイクルショップのリアル!大型品の買取事情

家電の買取は「5~8年」がボーダーライン

基本的には「5年以内」と考えた方が無難です。
物や状態、人気によって、5年を過ぎていても8年未満なら「安くなるけれど買い取る」という場合もあります。
しかし、これを過ぎたものは要注意です。家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)に該当する「テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン」に関しては、処分費用がかかる場合がほとんどです。
よく「なぜ市で処分するよりそんなに高いの?」と聞かれますが、業者というワンクッションを挟むため、ご自身で処分されるより費用が高くなります。

スペースを取る「家具」の買取の現実

超大手でない限り、街のショップには広いスペースがありません。
何ヶ月も売れないかもしれない家具に、そこまで場所を割く余裕はないのが実情です。
基本的には家電と同じ考え方ですが、傷が多かったり加工されていたり、処分する時に費用負担が大きそうなもの(大型家具やガラスのテーブルなど)は、特に処分費用をいただく形になります。
自治体によりますが、重さでの計算になること、処分場へ運ぶためのガソリン代や人件費もかかるため、こちらもご自身で処分されるより高くなります。

状態が良くてもNG!?意外と値段がつかないアイテム

昭和レトロが流行っても…

数年前から昭和レトロやアンティークが流行しています。
響きは良いですし、物が良いのもわかります。しかし、なぜ街のショップがレトロ商品を高値で買取できないかというと、「いつ壊れるかわからないから」です。
いくら物が良くても、明日壊れるかもしれない、配送中の振動で壊れるかもしれない。その危険を常に秘めているのがレトロ商品です。
みなさんも日常の中で「動いたらラッキー!」と思う瞬間はありませんか?
そういったものに対して、お店として「買い取る」という判断を下すのは非常に難しいのが現状です。

「新品なんだけど…」「買ったばっかなんだけど…」

「新品なんだけど」「買ったばっかなんだけど」という言葉は、正直通用しないと考えた方が良いです。
物にもよりますが、1度人の手に渡った時点で「中古品」として扱われます。
例えば、家電量販店で新品1万円で売っている商品を、リサイクルショップで同じく1万円で買いますか?買わないですよね?
量販店で購入すれば完全新品でメーカー保証も付くわけです。
また、布製品や紙製品は匂いを吸い込みます。
ご自身は気にならなくても、タバコ、香水、ペット、タンスの匂いなどは、意外と他人は敏感に感じ取るものです。
衣類や服飾に関しては状態だけでなく、流行り廃りも大きく影響します。

もはや飽和状態…単品で売るのが厳しいジャンルの現実

ゲーム・CD・漫画は「まとめていくら」の世界

漫画やCDに関しては、もはや大手でも買取から手を引いているところがあります。
最新のものや、古くて価値が付いているもの、希少価値のある限定品以外は、ほとんどお金にならないと思った方が無難です。
「まとめていくら」の世界です。

食器とノーブランド衣類のリアル

食器に関しては、箱がないものやノーブランド品は、ほとんどお値段が付きません。
衣類に関しても、やや高級なブランド以上でなければ単品でお値段をつけるのは困難です。
どこのショップに行ってもわかる通り、市場は飽和状態です。
大前提として、「売れる」「回転率が良い」物しか買取できないのが現状です。

では、ブランドとは?ショップによって変わる基準

洋服の売り場が広く、アパレルに特化しているショップであれば、デパートに入っているブランドでも単品で買い取ってくれる場合があります。
逆にアパレルに力を入れていないショップですと、誰もが知るハイブランド中心の買取になります。
ここら辺の基準はショップによって本当に様々です。
ブランド品でなければ、重さで買取してくれるところに持っていくのが1番賢い選択かもしれません。

まとめ

買取金額だけじゃない!リサイクルショップの賢い使い方

買取金額を期待して行くと、「なんで!?」とがっかりしてしまう事も多いかと思います。
しかし物によっては、「処分費用を払わずに済んだ!」「費用はかかったけど、自分で重いものを処分する手間が省けた!」と喜んでくださる方もたくさんいらっしゃいます。
金額だけでなく、手間や時間を天秤にかけて利用するのがおすすめです。

買取の裏側・査定のリアル
eri

リサイクルショップ店員×メルカリ取引4,200件超えのヘビーユーザー。
日々の店頭買取で直面する理不尽なクレームやトラブルに揉まれながら、「どうすれば損せず賢くリユースを活用できるか」を発信中。お店側とユーザー側の両方の視点から、買取の裏側やメルカリを平和に楽しむコツをお届けします。

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