フリマアプリとリサイクルショップ、どっちで売る?現役店員が教える使い分け

「フリマアプリで売った方が高いけど、出品するのが面倒……」

リサイクルショップで働きながら、個人のメルカリでも4,200件以上の取引をしているeriです。
ぶっちゃけ、送料が高いものを除けば、フリマアプリで売った方が高くなることがほとんどです。
それでも、リサイクルショップを利用するメリットはあります。売れるまでの時間や手間が大きく違うからです。
今回は、買取店側とフリマアプリ利用者、両方の視点から使い分けをお話しします。

フリマアプリの方が高く売れることが多い理由

リサイクルショップで査定をしていると、
「フリマアプリではもっと高く売れているのに」
と言われることがあります。
でも、フリマアプリの販売価格と、お店の買取金額が違うのには理由があります。
リサイクルショップは、買い取った商品をそのまま店頭に並べるだけではありません。
動作確認や清掃、必要に応じたメンテナンスを行い、商品によってはネットでも販売します。
実は、リサイクルショップもフリマアプリやネットオークションを利用することがあるんです。
ネットで販売するなら、販売手数料や送料、梱包資材代が必要です。さらに、商品を管理する人件費や店舗の維持費もかかります。
当然、買い取った商品が必ず売れるとは限りません。
こうした費用や売れ残りのリスクを考えると、個人が直接売る場合と同じ金額で買い取るのは難しいのです。

フリマアプリを使うメリットは、自分で価格を決められること

フリマアプリなら、売りたい金額を自分で設定できます。
特に、送料が安く済む商品や、欲しい人が限られているコレクター向けの商品などは、フリマアプリで売るメリットがあります。
ただし、出品した価格で必ず売れるわけではありません。
同じ商品が実際にいくらで売れているのか、送料や販売手数料を差し引いていくら残るのか。この2つは、出品前に確認しておきたいところです。

販売価格ではなく、手元に残る金額で考える

例えば、フリマアプリで2,000円で売れた商品があったとします。

  • 販売価格:2,000円
  • 販売手数料(10%の場合):200円
  • 送料:750円
  • 梱包資材:100円

この場合、手元に残るのは950円です。
一方、リサイクルショップの査定額が800円だったら、差額は150円。
この150円のために、写真を撮って出品し、購入者とやり取りをして、梱包・発送するかどうか。
私は、こういうところまで含めて考えるのが大事だと思っています。

※金額は比較のための一例です。実際の送料や手数料は、利用するサービスや配送方法によって異なります。

リサイクルショップを使うメリットは、時間と手間を減らせること

メルカリは高く売れる可能性がある反面、いつ売れるかわかりません。
出品して数日で売れることもあれば、何か月も売れずに保管し続けることもあります。
その間、値下げ交渉に対応したり、商品の状態を管理したりする必要があります。
リサイクルショップなら、査定額に納得して買取が成立すれば、その場で手放せます。
買取金額は低くなっても、売れるまで待つ時間や、家の中で保管するスペースを減らせるわけです。
もちろん、持ち込んだ商品をすべて買い取ってもらえるとは限りません。買取対象外の商品は持ち帰る必要があるので、事前にお店の取扱品目を確認しておきましょう。

送料が高いものは、リサイクルショップも検討する

冷蔵庫や洗濯機、大型家具などは、メルカリで高く売れても配送費用が高くなりがちです。
箱のないテレビやモニター、自転車なども、発送方法を考える必要があります。
大型商品向けの配送サービスを利用する方法もありますが、販売価格から送料や手数料を差し引くと、思ったほど利益が残らないことも。
こうした商品は、リサイクルショップの査定額と比較してから売り方を決めるのがおすすめです。

大型商品なら出張買取という選択肢も

自分で運ぶのが難しい商品は、出張買取に対応しているお店に相談する方法もあります。
ただし、出張買取には対象地域や品目、年式などの条件があります。
特に大型家電や家具は、商品の状態によって買取を断られることもあるので、依頼前に確認しておきましょう。

ノーブランド品や少額商品は、まとめて売る方法もある

ノーブランドの服や食器、雑貨なども、メルカリで売れる可能性はあります。
ただ、販売価格が数百円の商品を一点ずつ出品するとなると、撮影や採寸、説明文の作成、梱包・発送にかなりの時間がかかります。
商品が大量にあるなら、高く売れそうなものだけメルカリに出品して、残りをリサイクルショップに相談する方法もあります。
お店によっては、衣類などを重量で買い取っているところもあります。
一方、ノーブランド品や使用済み食器を取り扱っていないお店もあるので、持ち込む前の確認は必要です。

迷ったら、何を優先したいかで決める

私なら、売り方を決めるときは次のように考えます。

優先したいこと検討したい売り方
少しでも高く売りたいメルカリ
売れるまで待てるメルカリ
早く手放したいリサイクルショップ
梱包や発送をしたくないリサイクルショップ
大型で送料が高い両方の金額を比較
不用品が大量にある高く売れるものだけメルカリ、残りは買取店

買取店の査定額が安いからといって、必ずしも損をしているとは限りません。
反対に、出品が面倒だからと何でも買取店に持ち込むと、フリマアプリなら高く売れた商品まで安く手放してしまう可能性があります。

まとめ|高く売るならフリマアプリ、手間を減らすなら買取店

送料が高い商品などを除けば、基本的にはフリマアプリで売った方が高くなることが多いです。
ただし、出品から発送までの作業や、売れるまで商品を保管する時間も必要です。
高く売りたい商品はフリマアプリへ。早く手放したいものや、送料・梱包の負担が大きいものはリサイクルショップへ。
どちらか一方に決めず、商品ごとに使い分けるのも一つの方法です。

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