PCとスマホのデータ消去と手放し方
家1軒丸ごとお片付けシリーズ、今回は取り扱いに一番気を遣う「データ端末とゲーム・オーディオ関係」です。
PCやスマホを手放す時、まず一番最初にお客様自身で必ずやっていただきたいのが「データの完全消去」です。
PCはデータの完全消去が条件
たまにデータが入ったまま、あるいはお客様ご自身のApple IDやiPod、Googleアカウントが紐づいたままお持ち込みされる方がいらっしゃいますが、この状態だとお店側ではどうすることもできず、お買い取りをお断りするしかありません。
また、画面のパスワードロックがかかったまま査定に出されるのも実はちょっと困りものです。
査定中に画面が暗くなり、再度開こうとした時にロックがかかってしまって動作確認が進まない…ということがよく起こります。
スムーズに少しでも高く買い取ってもらうためには、初期化を済ませてパスワードロックも完全にオフにした状態でお持ち込みいただくのが一番親切で、査定スタッフからの印象も良くなります。
スマホのロック解除と利用制限(赤ロム)の事情

スマホの買取でもう一つ大きな壁になるのが、端末の「利用制限」です。
本体の分割払いが終わっていなかったり、通信会社からネットワーク利用制限がかかっている端末(いわゆる赤ロム)の場合、手放す場所をしっかり選ぶ必要があります。
大手のスマホ専門買取店やネットの宅配買取であれば、利用制限がかかっていても部品取りなどの用途で買い取ってくれることがよくあります。
しかし、私たちが働いているような街の小さなリサイクルショップでは、次に買ってくださる地元のお客様へ安全に販売することが難しいため、買取をお断りするケースがほとんどです。
ご自身のスマホの支払い状況を確認し、制限がかかっていそうなら最初から大手の専門店やネット買取を頼るのが一番効率的です。
古いゲーム機とソフトの落とし穴

お片付けをしていると必ず出てくるのが、昔遊んでいたゲーム機やソフトです。
ジャンク品(壊れているもの)でも高値がつくような大昔の超レトロ機種や一部のレアハードなら別ですが、ファミコンからPS2ぐらいまでの一般的な機種は、お店に持ち込んでもあまり高値はつかないと思っていただいた方が無難です。
なぜなら、古い型式になってくると、その場では正常に動いていても次にいつ壊れるかわからないリスクが常につきまとうからです。
ゲームソフトも同様で、最初の起動チェックはできても、スタッフがエンディングまで何十時間もプレイして動作確認をするわけにはいきません。
「途中のセーブデータから進めるとバグる」「あるシーンで必ずフリーズする」といった不具合が隠れているリスクがあるため、お店側としてもそのリスク分を差し引いた査定額にせざるを得ません。
少しでも高く売りたいならフリマアプリで安価に出品するのが賢い方法ですが、「壊れてますけど?」と購入者からクレームが入るリスクがあることは覚悟しておく必要があります。
オーディオ機器もゲーム機と同じ運命
コンポやアンプ、スピーカーなどのオーディオ機器も、基本的には古いゲーム機と全く同じ運命をたどります。
音出しの確認はその場でできても、長時間鳴らしているとノイズが入ったり、特定のボタンが効かなくなったりと、古い電子機器ならではの隠れた不具合が起こりやすいジャンルです。
オーディオマニアが探しているような高級名機であれば古くても価値がありますが、昔の一般的なミニコンポなどは、フリマアプリで売るにしても送料が非常に高くつきます。
重くて運ぶのも大変なので、値段がつかなくても無料で引き取ってもらえればラッキー、くらいの気持ちでリサイクルショップへ持ち込むのが一番気持ちが楽かもしれません。
家じゅうから出てくる謎のコード類の正解
最後は、どこのご家庭のお片付けでも必ず大量に発掘される「何の線かわからない謎のコード類」です。

結論から言うと、よっぽどレアで需要のある特殊なケーブルや、未開封の新品以外は、コード単体での買取は非常に難しいです。
お店に持ち込まれても、お値段をつけることができず無料引取になることがほとんどです。
コード類の山が出てきたら、まずは自分たちの生活で確実に使うもの(現在使っているスマホの充電器など)だけを残します。
残った謎のコードたちは、値がつかないことを覚悟でまとめてリサイクルショップに持ち込んでスッキリするか、フリマアプリで「まとめ売り」として底値で出品して売れるのを待つか、潔く自治体の不燃ゴミ・小型家電回収に出して処分するかの3択になります。
まとめ
PCやスマホは、個人情報とロックをしっかり解除して「次に使う人がすぐ使える状態」にしておくことが大前提です。
また、古いゲーム機やオーディオ機器は、思い出が詰まっている分「高く売れるかも」と期待してしまいがちですが、見えない劣化や動作不良のリスクがあるため、査定がシビアになる現実があります。
謎のコード類も含め、電子機器関係は「リスクと送料」を常に頭の片隅に置いて、フリマアプリで粘るか、ショップに持ち込んで一気に手放すかを見極めてみてください。
▼「私が今、家1軒丸ごと中身を処分するとなったらどうする?」をシリーズで書いています!よかったら合わせて読んでみてください。





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